青蓮院門跡は超格式のあるお寺!?
今回紹介するのは京都市東山区にある青蓮院門跡です。
じつはこの青蓮院門跡、三千院門跡と妙法院門跡とならんで天台宗三門跡のひとつに数えられています。
門跡とは皇族や公家などが住職を務めた寺院のことです。
とにかく超格式高いんです。
境内は全域が国指定の史跡となっています。
本記事では、実際に訪れて感じた青蓮院門跡の見どころや、拝観の流れを紹介していきたいと思います。
まずは屋内エリアから!
受付

青蓮院に到着しました!
門をくぐって右側に進んだところの受付で入場券を買います。

入ってすぐのお守りコーナーにあったものです。
お寺だとちょくちょく見かけますよね。
どんな音がするのか叩いてみたい衝動にかられましたがやめておきました。
華頂殿(かちょうでん)

まず最初に華頂殿に入ります。
華頂殿にはいると三十六歌仙がお出迎えしてくれます。
36人の和歌の名人たちです。
そしてこの華頂殿からはきれいな庭が望めます。

美しすぎる・・・!
軒に座ってのんびりと美しい庭をながめていると、嫌なことを忘れられます。
イスもあるので綺麗な景色をながめながらゆったりできますよ。
小御所(こごしょ)

華頂殿から小御所にむかう途中に、豊臣秀吉が寄進したらしい一文字型手水鉢がありました。
手水鉢には身を清めるための水がためられています。

ここが小御所です。
奥に見える襖絵がこれまた圧巻です。
御所といえば天皇陛下の居住地のことを指しますが、なぜここが小さい御所と名付けられているのでしょう。
じつはここ、皇居が炎上してしまったときに後櫻町上皇が仮の皇居と定めた場所なんだそうです。
明治天皇もここで小休止したことがあるらしいですよ。
ここでねそべってたのかな・・・!
本堂
いよいよ本堂へ。
しかし残念ながらここは撮影禁止でした。
この堂内には国宝である不動明王童子像が安置されています。
像といっても彫像ではなく画像(絵画)です。

超大雑把にこんな感じ。
右手に剣、左手に羂索1を持ち岩に座っています。両脇には二人の童子。
ここで描かれている不動明王は肌が青いことから、この絵は「青不動」とも呼ばれ日本三大不動の一つとされています。
といっても実はこの青蓮院で見られる青不動は複製で、原画は東山の山頂にある将軍塚青龍殿にあります。
聖天堂

こちらは先ほどの本堂の向かいにある聖天堂です。
階段を上がった先には観音様が祀られています。
なんかこのお堂だけ木材が新しい?
じつはこの聖天堂、廃仏毀釈運動の際にどこかにいってしまったものを、令和になって再建したものです。
廃仏毀釈とは明治時代に起こった、中国から輸入した宗教である仏教を排除して日本本来の宗教である神道を中心にしよう!という動きですね。
お前立ち像

本堂の、さきほど青不動があったところの裏側にはお前立ち像があります。
青蓮院の本尊である熾盛光如来は秘仏で、お目にかかることはできないので代わりにこちらにお参りしましょうということです。
大きな翡翠にプラチナで文字が作られています。
翡翠は天然記念物です。勾玉なんかに使われているイメージが強いですね。
こんな大きな翡翠はじめて見た!
宸殿(しんでん)
宸殿は法要を行うための場所です。
ここも撮影禁止の張り紙がありました。
宸殿にはおみくじを考案した元三大師の座像がありました。
おみくじもあったのでぜひどうぞ。
以上が青蓮院門跡の屋内エリアです。
中は15分ほどで見られるとの説明をうけたのですが、写真を撮ったり解説を読んだりしながらのんびり周っていたら50分たっていました(笑)
次はいよいよ屋外の庭園エリアです。
心洗われる庭園エリア
いよいよ靴をはいて外の庭園エリアに行きます。

庭園エリアに通じる通路です。
ちょっとかがまないといけないので頭上に注意してください。
こういうトンネルみたいな通路は何歳になってもわくわくしますね(笑)

これがさきほど華頂殿から見えた龍心池です。
真ん中の岩が、水面に浮いている龍の背中に見えることが名前の由来らしいです。
龍心池がある相阿弥の庭のほかに、ツツジやモミジのある霧島の庭や大森有斐の庭などがあり、思ったよりも広いです。
途中には青蓮院を仮の皇居と定めた後櫻町天皇が学問をしていた好文亭もあります。

後半にある鐘楼です。
だれでも自由に撞くことができます。
お堂の中にいる時に、定期的に鐘の音が聞こえてくるなと思っていたらどうやらこれの音だったようです。
合掌と礼をしてから、心を込めて撞きます。
音でか!
あまり普段鐘を撞くことがないのでびっくりしてしまいました。
周りの方々も一斉にこちらを見られます(笑)

外から見た宸殿のようすです。
内から見ても外から見ても立派な建築です。

最後は、出口の近くにいらっしゃいました親鸞聖人にあいさつをして青蓮院門跡を後にしました。
青蓮院門跡はこんな人におすすめ
今回は青蓮院門跡を紹介しました。
天皇との関係が深く、格式の高い青蓮院門跡。
広く、美しい庭園はのんびりとさんぽするのが好きな人にぴったりです。
祇園の喧騒から少し離れてひといきつきたい人にも
青蓮院門跡で、ゆったりとした時を過ごしてはいかがでしょうか。
青蓮院門跡|拝観ガイド
アクセス
市バス5・46・100系統「神宮道」から徒歩3分
地下鉄東西線「東山駅」から徒歩10分
京阪本線「三条駅」から徒歩18分
徒歩4分のところに知恩院があります。青蓮院から北に10分歩けば平安神宮、南西に10分歩けば八坂神社があるので合わせてどうぞ。
拝観時間・拝観料
9:00~17:00(16:30受付終了)
大人600円 中高生400円 小学生200円
団体割引もやってます。
ちなみに春と秋はライトアップをやっていて、その期間は夜間特別拝観をおこなっています。
なんでも、本尊の「熾盛光如来」が光との関係が深いことにちなんでライトアップをおこなっているのだとか。
所要時間
建物内エリアと外エリアがあります。
建物内エリアはゆっくり歩いて15分との説明をしていただきましたが、写真を撮ったり解説を読んだりしながらのんびり歩いていたら、50分かかってしまいました(笑)
外エリアも15分ほどで回れると思います。合計30分が目安です。
トイレ
建物内に1つあります。(宸殿付近)
建物は歴史を感じるものですが、トイレは現代風できれいです。
注意事項
靴を脱ぐエリアがあります。(鍵付きロッカーあり)
靴下をはいていきましょう。
また、本堂や宸殿など撮影禁止のエリアがあります。
そういった場所には撮影禁止のパネルがあるので逐一確認するようにしましょう。
- 羂索(けんさく、けんじゃく) 不動明王、不空羂索観音などの持つものであらゆる生き物をもれなく救済するために捕獲する道具。本来は鳥獣を捕らえる罠。 ↩︎


コメント