知恩院をさんぽ|見どころを現地レポート

京都の神社仏閣

知恩院には七不思議がある?

三門御影堂みえいどうという2つの国宝をもつ知恩院ちおんいん

僧侶が集合するのに使ったお堂や、70トンの鐘などの重要文化財もあります。

そんな知恩院には七不思議があるんだとか。

本記事では、実際に訪れて感じた知恩院の見どころや拝観の流れを紹介したいと思います!

知恩院の無料エリアだけでも大満足!?

この知恩院、浄土宗を信仰していた徳川家康が京都の菩提所ぼだいしょと定めた場所なんです。

菩提所というのは一家が代々大事にして、葬式や供養なんかをする場所です。

そのためどんどん大きなお寺になっていきました。

かなり広いので時間には余裕をもって来ましょう。(有料エリアは15:20拝観受付終了)

知恩院 黒門

知恩院ちおんいんに到着しました。

こちらは黒門です。

三門から入る人のほうが多いかと思いますが、私はここの前に青蓮院門跡しょうれんいんもんぜきに寄ってきたためこちらのほうが近かったです。

この黒門からはいって階段をのぼって先へ進みます。

知恩院 北門

階段をのぼると北門があります。

まだ入口ですが、すでに趣があっていい感じです。

知恩院 御影堂(国宝)

でっか・・・!?

北門を入って進むと、とてつもなく迫力のある建物が現れました。

こちらが国宝御影堂みえいどうです。

徳川家光が再建した、念仏の根本道場こんぽんどうじょう1だそうです。

くつを脱ぎ、ビニール袋にいれていざ堂内へ!

といきたいところですが堂内の撮影は禁止でした・・・

堂内には法然上人の御影が安置されています。

知恩院 七不思議 忘れ傘

見えますか?(笑)

画面真ん中、柵のむこうにぼんやりなにかがありますよね。

これが七不思議のひとつ、忘れ傘です。

御影堂みえいどうの軒裏にあります。

かなり遠いので説明書きがないと多分見つけられませんでした。

魔よけのために置いていかれたものだとか、白狐が置いていったものだとか、知恩院を火災から守ってくれるものだとか言われています。

知恩院 集会堂 しゅうえどう

豪華な渡り廊下を通って集会堂しゅうえどうへ。重要文化財です。

写真の奥の白飛びしている部分が集会堂です(笑)

僧侶が法要の前に集会堂で点呼・整列して御影堂へと向かっていたそうです。

国指定名勝と4つの七不思議!

ここからは拝観料が必要なエリアです。

受付で500円の共通券を購入すればあとで紹介する友禅苑ゆうぜんえんにもあわせて入れます。

今から紹介するエリアでは七不思議のうちの4つと、国指定の名勝である方丈ほうじょう庭園をみることができます。

今から紹介する七不思議は撮影禁止でした。

有料エリアにはいるとすぐ、廊下がやけにピイピイとなるのに気が付きます。

これが七不思議の2つめ、うぐいす張りの廊下ろうかです。

この廊下、歩くとウグイスに似た鳴き声がして、静かに歩こうとすればするほど音が出るんです。

忍者でも歩く音を消せないんだとか。

ここ歩くの楽しい!

歩くたびにピイピイ可愛い音がなるので楽しくて何往復もしてしまいます。

外国人の方もテンションあがってました(笑)

3つ目の七不思議は三方正面真向きの猫です。

先ほどの廊下のところに飾られている、狩野信正かのうのぶまさという方が描いた絵です。

この絵に描かれている猫はどの方向から見ても、こちらをにらんでいます

4つ目の七不思議は抜けすずめです。

こちらは先ほどの猫と同じ、狩野信正かのうのぶまさが描いたふすまです。

この絵には、かつては数羽の雀の絵が描かれていました。

しかしあまりに上手く描かれた雀だったので命を得てどこかに行ってしまったそうです。

このエリアで見られる最後の七不思議は、杓子しゃくしです。

廊下で上を見上げるとでっかい杓子があります。

なんとその長さは2.5メートル重さは30キロもあるそう。

こんなでっかい杓子なにに使うの・・・

この杓子、すべての人を救う阿弥陀あみだ様の慈悲深さを表しているんだとか。

大阪夏の陣という戦の時に、この杓子をもって暴れまわった人がいただとか、この杓子でごはんをすくってふるまったとかいう伝説もあります。

4つの七不思議がある屋内エリアを抜けると、いよいよ国指定名勝方丈ほうじょう庭園です。

知恩院 方丈庭園 国指定名勝

癒される・・・

三代将軍である徳川家光が植えた松もあり見どころ満載です。

知恩院 二十五菩薩の庭

こちらは二十五菩薩ぼさつの庭です。

知恩院が所有している国宝である、「阿弥陀如来あみだにょらい二十五菩薩来迎らいごう」をもとに作られた庭です。

臨終りんじゅうのときに念仏を称えると、阿弥陀如来と25の菩薩が迎えに来るということを表しているそう。

この来迎図は速度感あふれる描き方から「早来迎はやらいこう」の異名をもっています。

この庭に配置されている岩は阿弥陀如来と菩薩を、植え込みは如来と菩薩が乗ってくる雲を表しています。

知恩院 景色

順路に沿って進むと上から知恩院を望むことができます。

勢至堂せいしどうは残念ながら建物の老朽化による修理のため参拝することができませんでした

勢至堂は知恩院に現存する中で最古の建物で、重要文化財に指定されています。

参拝を再開したらぜひ訪れたいですね。

でっかい鐘とでっかい門!

さて、一周して御影堂にもどってきました。

ここから三門の方へと向かっていきます。

知恩院 大鐘楼 重要文化財 日本三大名鐘

こちらが重要文化財である、大鐘楼だいしょうろうです。

その重さはなんと70トン

そんなに重いものをよく吊り下げられますね。

なんか今日はでかいものばかり見てるな・・・

この大鐘楼は、日本三大梵鐘ぼんしょうのひとつに数えられているみたいですよ。

(残りのふたつはそれぞれ、滋賀の園城寺と京都の神護寺にあります。)

知恩院 泰平亭 売店 おみやげ

鐘楼から三門にむかう途中にはおみやげが売っている売店もあります。

知恩院 阿弥陀堂

ここは阿弥陀如来坐像ざぞうを本尊とする阿弥陀堂あみだどうです。

しかし私が行ったときは結婚式が執り行われていたらしく拝観できませんでした。

こんな場所で結婚式なんて素敵!

※2026.02.10追記

この後日に阿弥陀堂にもう一度行ったところ、今度は拝観できました!

知恩院 阿弥陀堂 阿弥陀如来坐像

阿弥陀如来さまがいらっしゃいました。

ここから三門の方へと向かいます。

知恩院 三門 国宝

こちらが2つめの国宝である三門です。

またでかい!!

この三門は徳川秀忠が建立した、日本最大級の二階建て木造二重門です。

高さは24メートル幅は50メートルに及びます。

端から端までで50メートル走ができる大きさです。

この門の二階の内部は極彩色ごくさいしきで、たくさんの仏像が安置されているそう。

残念ながら二階部分は公開されていないのでお目にかかることはできません。

知恩院 三門 国宝

正面から見るとこんな感じです。さっきの写真は中からとったので裏側ですよ。

知恩院 新門

このブログでは黒門から入りましたが、三門から知恩院に来る方は、この新門をくぐった先に三門があります。

6個目の七不思議は三門の二階部分にあります。

ここには2つの白木しらきひつぎがあるそう。

その中には三門を造ったメンバーの一人、五味金右衛門ごみきんえもんとその奥さんの木像が納められています。

なんでも、彼は一生懸命この三門を造ったそうなのですが、予算を超過してしまい、その責任をとって自殺したのだとか・・・

急なホラーやめてよ!

友禅苑(ゆうぜんえん)と最後の七不思議!

いよいよ広大な知恩院もラストスパートです。

方丈庭園に入る時に購入した半券を提示して友禅苑ゆうぜんえんへと入ります。

知恩院 友禅苑 普陀落の池 聖観音菩薩立像

友禅苑に入るとすぐに聖観音菩薩しょうかんのんぼさつの像がある普陀落ふだらくの池が現れます。

ここは東山の湧水を引き入れた庭園です。

受付終了間際に入ったからか人もほとんどおらず、落ち着いていて良い雰囲気でした。

知恩院 友禅苑から見た三門

友禅苑から見た三門です。

改めてデカすぎるな・・・

二階部分が横から見えますね。

横から見るともはや門というよりお堂ですね。

知恩院 友禅苑 枯山水

友禅苑の半分は枯山水かれさんすいの庭園になっています。

友禅苑ではのんびりとした時を過ごすことができました。

三門をくぐって知恩院を後にします。

あれ、七不思議あとひとつ残ってない?

七不思議最後の一つは、知恩院の外にあります。

なかなか見つからない最後の七不思議を探しながら歩いていると、なんと道路の真ん中にありました。

知恩院 七不思議 瓜生石

これが最後の七不思議、瓜生石うりゅうせきです。

特に説明書きもないので見つけるのに苦労しました。

八坂神社の牛頭ごず天王がここに降臨すると、一夜のうちにこの石から瓜が実っただとか、じつはこの石は二条城へ続く抜け道の出入口だとか言われています。

七不思議コンプリート!

知恩院はこんな人におすすめ!

この記事では知恩院を紹介しました。

大きな御影堂みえいどうや、日本最大級の三門大鐘楼だいしょうろう

境内も広く、とにかくスケールの大きい知恩院。

最大級」に圧倒され、記憶に残る体験をしたい人にはぴったりの場所です。

また境内が広いため混雑しがちな東山エリアにありながらも、人口密度が低く、静かな空気を味わえるのも知恩院の魅力。

知恩院のスケールと迫力は記憶に残る体験になるはずです。

知恩院|拝観ガイド

市バス12・31・46・201・202・203・206系統「知恩院前」から徒歩5分

地下鉄東西線「東山駅」から徒歩8分

 

近くには、歩いてすぐのところに円山公園や八坂神社、青蓮院門跡などがあります。

9:00~16:00(友禅苑と方丈庭園の共通券購入は15:20でまで)

境内には無料で入れますが、一部有料エリアがあります

共通券友禅苑だけ方丈庭園だけ
大人500円300円400円
小中学生250円150円200円
30名以上の団体450円270円360円

共通券の場合は半券を無くさないように注意しましょう。

私はのんびり見ているうちに閉館時間までの余裕がないことに気が付き、この記事の方丈庭園あたりから駆け足になりましたが、それでも1時間20分かかりました・・・

かなり広いので時間に余裕をもって来ることをおすすめします。

トイレは境内に4か所あります。

北門、集会堂への廊下、泰平亭、友禅苑のところにあります。

全部めちゃくちゃ綺麗です。

靴を脱ぐエリアがあります。(設置されているビニール袋にいれます。)

靴下を履いていきましょう。

また、御影堂や大方丈など撮影禁止のエリアがあります

張り紙やパネルを逐一確認するようにしましょう。

 

 

 

  1. 根本道場(こんぽんどうじょう) 宗派における教育や修行の中心となるような場所。精神的、組織的な拠点としての役割をもつ。 ↩︎

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